ことばの惑星通信 

人間ってなに?ことばってなに?生きるってなに?日々考えることを綴ります。

人恋しさは

なにしろずっと引きこもり生活みたいなもので

出て歩くというのはスーパーに行くのと、犬の散歩だけ。

電車にも長らく乗ってなくて、かっこいい春のコートを新調したのに

結局この春は着なくて終わりそうだ。

 

人としゃべってるかっていうと、家族とはよく話す。

ま、割と普段から話してる方。

犬は私が家にいるのが長いのでうれしそう。

今日なんて暇を持て余して3度も犬と散歩に行った。

どうしたの?どうしたの?って顔をしてるようで可笑しい。

 

本をよく読めるようになったのがうれしい。

 

とはいえ、いつも会ってた人たちに会えてないし、たしかに依然と比べたら

人と話してないかも。

では、人恋しいかっていえばそうでもない。

 

話してないことない。

犬の散歩で出会った人と話す。

短い会話だけど。

いつも会うチワワのまめくんとその飼い主のおじさんとか、うちの犬がライバル視

してるでっかいワンコとか。

14歳になるというチワワを抱っこしてるおばちゃんは、「チワワって歳をとっても

赤ちゃんなのよ」って嬉しそうに言ってたり、突然「犬に触っても良いですか?」って

聞いてきた若い女性は最近愛犬を亡くしたばかりだという。

 

それに駅前でビッグイシューを売ってるおじさんにもがんばって話しかけたし、

生では会えないけど、いつも会う仲間とは電話とかネットで会話する。

 

できないことは今は多いけど、そのぶんいつもできないことをやってみたりする。

自分で自分のお守くらいできる。

 

さびしくはない、人間はみんなひとり。

生まれてくるときも死んでいくときもひとり。

離れて暮らす80歳を越える父なんてまったく逞しい。

不自由なからだではあるけれど、自分の楽しみ見つけて、人助けまでして生きてる。

ま、たまに世話もかかるけど、でも立派と思う。

 

あたりまえにあったものがなくなって、できてたことができなくなって初めて知る。

もっともっとシンプルにしあわせを求めて生きられると。

 

f:id:juppi:20200323225613j:plain

 

なぜかうちにあったジャンべ。

鼓みたいに叩いてみた。

違ってた。