ことばの惑星通信 

人間ってなに?ことばってなに?生きるってなに?日々考えることを綴ります。

罪滅ぼし

新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、あらゆることが自粛で、

引きこもり生活を余儀なくされている、というより楽しんでる。

とにかく前代未聞の事態が世界を襲っているわけで、まして日々深刻になっていく

世界の現状を見ていると自分が住んでるこの国も、地域ものんびりしてたらいけないと

思うのです。

このウィルスに対する正しい知識を持てば恐れず、何をするべきか、

なにをしてはいけないのかの判断ができると。

今まだワクチンがない、つまり治療法がない、そして若い人たちはどうも感染しても

軽そうだ、症状さえない人もいる、だけど高齢者や持病を持つ人たちにとっては

いのちの危険に関わること。

 

となると、その方たちのまわりの人たちだって移してはいけない。

見えないだけに、「私や私のまわりは大丈夫だし、テレビが騒いでるだけよ」って

思う人も多いのだと思う、テレビでは東京の公園の花見にたくさんの人がいる。

 

こういうときに試されるのが、創造力と他人を思いやる心でしょう。

これは概念的なものじゃない。

創造力と思いやりには知識と努力がいる。

 

本を読んでる。

めちゃ引きこもり生活。

これはこれで楽しい。

人に会えなくてさびしい!ってことは私の場合あまりない。

冷たい人間かも。

 

しっぽの声 (6) (ビッグコミックス)

しっぽの声 (6) (ビッグコミックス)

  • 発売日: 2020/02/28
  • メディア: コミック
 

 

動物虐待、ペットの遺棄、野生動物保護などなど、特にSNSを始めてから問題意識を

持つようになった。

知らされる事実、現実はほんとに厳しい。

人間はどれほど愚かで残酷かと考える。

私にできる範囲でとわずかな額の寄付をしたり、SNSを使ってシェアしたりなどして

る。

ほんとは保護活動に加わったり、里親になることも考えるけれど、今のうちの現状では

無理だ。

 

幼い頃から犬がそばにいた。

犬だけでなく、インコやリス、うさぎ、ハムスターも飼っていた。

 

私に飼われたペットたちは不幸だったかもしれない。

こどものことだ、飼育が下手で、また飼育をさぼっていて死なせてしまった子たちもあ

る。

なかでも一匹の犬。

スピッツだった。

ハッピーって名前。

 

家がある理由で突然引っ越しをしなければならなくなった。

引っ越し先ではほんらい犬は飼えない。

でも、秘密で飼ってる人もいるみたいで、両親は「1匹だけにしよう」と私に言った。

当時出産したばかりの2匹の親子がいた。

 

私は子犬を選んだ。

 

母犬のほうは親戚の農家に引き取られた。

なんどか両親は「ハッピーに会いにいこう」と私を誘った。

でもそこは遠くて、友だちと遊びたい私は行かなかった。

そうしてるうちまもなくハッピーは農薬を食べて死んだと聞いた。

 

「会いに行ったらほんとに喜んでいたよ、おまえに一番会いたかったんだよ、

かわいそうなことをした」と母に聞かされた。

私は応えなかった、選べと言った両親が悪いと思っていた。

 

しっぽの声を聴く。

「だからこれからできることをして」とその声は言ってる。

この本を読んでたくさんの知識を得る。

間違った思い込みもあることを知る。

 

私の罪滅ぼしは終わらない。